不登校当事者・不登校の親の声を届ける会、開催しました

はじめに

10月11日(金)に、不登校当事者の声を届ける会を開催しました。
急な開催にもかかわらず、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回の主旨・前回までの情報の書面が準備できず、
少しまとまりの無いお話になってしまったことをお詫び申し上げます。

会の内容をご報告いたします。

以下、今回のまとめです。
メモから書き起こしましたので、一語一句そのままではありません。ご了承下さい。

今回の会の主催の経緯と目的

●私(あらかき)
不登校児童・当事者に対する理解が少しでも広まって欲しい。
当事者として経験や現状を伝えることはとても大事だと思う。
変って欲しい、叶えて欲しいことはたくさんあるけれど、
呉屋さんとお話ししていく中で「100叶えようとしては何も変えられない、まず1から」ということを教えていただきましたので、出来る事から、少しずつでも変えていけるよう投げかけていきたい。

●呉屋宏さん(元文教厚生委員会・元沖縄県議会議員)※当事者と行政を繋ぐ役割を引き受けて担ってくださっています。
不登校の現状を当事者から直接聞いたとき、とても驚いた。
教育委員会は現状把握できていないのではないか。
不登校児童の報告されている人数も、実際はどうなのか。
実態把握と、早急な対応が必要だと感じている。
不登校の問題はの一つは、「社会性・学力の習得」への心配が上げられる。
今出来る事としては、学習の支援が受けられるようにすること。
学校や教室での授業に参加できないのであれば、ネットでの授業が一番良い方法では無いかと考えるが、そこは、懸念される問題もあり、今、現実に叶えることは難しい。
先ず、学校に行けない児童の受け皿として、適応指導教室を増やす事は出来ないか。
また、不登校の親子の置かれる環境を考えると、こどものサポートだけではなく、親へのサポートも必要である。

不登校の親からお伝えした現状・参加者からの声

不登校の理由
「分からない」「複合的で、これ、といえるものでも無い」「先生・生徒からのいじめ」「発達凸凹」「感覚過敏」「家庭の事情」「親が行かせないというパターンもあるだろう」等。

●不登校とカウントされない現状
・別室登校等で学習の習得は何も出来ていない。
・5分だけ学校にいても、登校になる。
・小学校の6年間、一度も教室には入れなかったが不登校とカウントされていない。
実質不登校児は、報告されている数より多いし、今後も増えるだろうと思われる。

学校との関わりで悩んんだことや思ったことなど
・不登校が長引いて学校復帰しようとした時に、例えば3年生で不登校になって、4年生で戻ろうとした時に、4年生のみんなと同じ学習内容でスタートすることになる。学年を超えた学習機会があって欲しい。
・別室登校が出来たとしても、見てくれる人が居ない。手のかかる子の方に行ってしまうため、おとなしい子は放置されてしまうので、次第に頑張れなくなってしまう。
・不登校をしている本人を見てもいないのに、報告だけで発達の診断を進めてくる支援員がいて腹が立った。聞いてみると資格や知識があるわけでも無い人だった。
適応指導教室があっても、定員があって、受け入れてもらえない。中学生が優先なので、小学生はさらに入りにくい。
・学校側は、できるだけ登校して欲しいからか、適応指導教室などの情報をなかなか提供してくれない。たまたま運良く、情報を知ることが出来ても、受け入れてもらうまでに長い時間がかかる。
・何のサポートも受けられない空白の期間がある。4月のスタートからゴールデンウィーク開け頃まで。
新しい環境になるので、そこで登校できるようになるかもしれないから、という理由も分からなくも無いが、せっかく時間をかけて適応指導教室や学校に通えるようになっても、また、そこで折られてしまう。そしてまた1から、申請のし直しからスタートする。それを5年も6年も続けることになる。
・情報がなかなか得られないことと、話せる場が見つからない。

●不登校をした事による親子の状況
・理解できずに無理矢理行かせようとしたり、何とか復学させようとしてしまう。
・「何で学校に行かせないの?」「何で行けないの?」など、身内や周囲からの母親へのプレッシャーが大きい。親も子も心が折れてしまう。
・学校からも社会からも孤立したような気持ちになってしまう。
・学校に行けない自分はダメな子・上手く関われない自分はダメな親・お母さんを悲しませる自分は悪い子、など、親子共々追い詰められてしまう。
・孤立状態が続くと、手が出そうになる事もある。やらなかっただけで、ネグレクトに至ってしまう気持ちも分かる。
・学校に行けなくても、適応指導居室で午前中だけでも受け入れてもらえたら、ずっと一緒の状態から解放されてガス抜きにもなり、こどものことを考える余裕も持てるようになる。

●不登校の現状では無いが、これはどうか?と思うこと
・学校でなじめないこどもをすぐに発達障害という枠に入れてしまいがちだが、諸外国に目を向ければ、そこでは全然問題ない子なんじゃないか?と思えることもあり、日本の教育現場の許容の狭さを感じる。
・今は、どの先生も同じ授業、どの子も同じペースで学ぶようになっていて、ノートをめくるタイミングまで同じだったりする。先生もこどもも縛られているようで、興味の持てない授業。
・そもそも教育予算が少ない実態がある。
・不登校対応だけではとどまらない「元」は何か。

参加してくださった政治・行政の方々の思い

●島尻愛子さん
・不登校の現状を、直にお話しを伺いたい。
・(参加後)適応指導教室が足りていないこと、的確な指導者が足りないことがわかった。当事者からお話を伺えて良かった。

●各市町村議員の皆さん
・不登校は本当に多種多様で、対応を考えるためにも不登校の理由の整理整頓が必要だと感じた。
・うるま市では、日本財団の力を借りて、「カラフル」という居場所、フリースクールも作った。
・行政からは学校に踏み込めない事が多くある。当事者から現状を聞く必要はある。
・ソーシャルワーカーやカウンセラーの配置をしているが、その効果など、当事者から伺いたい。

●呉屋宏さん
・適応指導教室は各市町村で作れる。議会で投げかけてもらう。
・市で、前例を作っていって、モデルケースとなってどんどん広めていくことがいいのではないかと思っている。

会を終えて

私自身がそうだったように、不登校になって初めて不登校の現状を知ることになりました。
それまでは、他人事、だったんです。
こんなに大変だとも、こんなに不登校児が多いことも、
知らなかったし知ろうとしたこともありませんでした。

当事者しか知り得ない事ってあると思います。
だから、「このくらい分からないの!?」という感情論ではなくて、
知ってもらえるように、伝えていくのが大事だと思いました。

聞こう、知ろう、変えよう、という思いで関わってくださる方々もいます。
そういう存在がいると知るだけでも、心が救われます。

私だから出来る事、があるのなら、コツコツやっていきたいと思います。
いつも一緒にお話しの場を作ってくれて、助けてくれているMさんをはじめ、
ご縁や、繋がりがあることに感謝です。

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不登校当事者・不登校の親の声を届ける会、開催しました” に対して2件のコメントがあります。

  1. 久高 由起子 より:

    なおさん
    すごく貴重な機会になった事が伝わりました。
    今回同席できませんでしたが、私も息子の不登校を経験し、たくさんの学びをさせて頂きました。

    実際、なおさん始め、たくさんの方々の前向きな活動、行動にパワーを感じると共に、感謝と尊敬の気持ちで応援しています。

    私も、お子様の言葉で悩んでいる保護者の方のお話を聴く機会があると、今を悲観せず出来る事、未来に向けて選択肢がたくさんあること、情報の共有を周りの方々に伝え続けている所です。(しんせきプロジェクトもそのひとつです^^)

    これから、さらに良い方向へいきますようお祈りしています!
    なかなかお会いできずにいますが、協力できる事があればという気持ちですので、また連絡致しますね☆

    1. nao より:

      由起子さん、感謝と尊敬!有り難く受け取らせていただきます✨
      嬉しいお言葉、ありがとございます!
      わたし、気付いちゃったんですが、悩みのない子育てって、無いと思うんです。
      どんな悩みかが違うだけで。
      情報の共有やシェア、お母さんだけの一つの頭ではなく、たくさんの頭で考えて、良いと思える方法を思考錯誤していくことが大切だなぁ…と感じています。
      お互い、笑顔の方向に向かいますように
      またお会いしましょう

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